第30回目「メディアの放送内容と視聴率」(2016/10/17)

 

前々から少し考えていたことあって、気になったら今後調べるつもりだけど、一応主観と偏見で考えをまとめておこう。

 

色々と勉強したり気になった事を調べたりする毎日。経済の勉強をしていると、色々な業界の収支形態はどうなっているのか気になるし、各業界が世界と比べてどのような水準なのか?といったことも気になり、出来る範囲から調べていくようにしている。

 

少し前に気になったのは、メディアの報道内容と収支モデル…とでも言うんかね。

 

例えばテレビ局。テレビの収支を考えていると、テレビ局オリジナルのキャラクターグッズとかDVDとかも収入としてあるだろうけど、一番はスポンサー料ではないだろうか。

 

テレビ局の収入モデルを考えると、「視聴率が取れる→スポンサーにとって宣伝効果が見込める→番組に提供する→テレビ局(番組制作会社)が儲ける」というモデルなのかなーっと。となると、「番組制作サイドも視聴率を高い番組を作ろう」という方針で番組を制作するのではないかと。

 

これ何が起きるかと言うと「視聴率」が基準になっていて、役に立つ番組なのか?有益な番組なのか?という視聴者目線の番組作りは二の次になってしまう可能性があるという事。

 

この前深夜にテレビを見ていたら、プロの作家と芸能人が対談で作品について語り合うっていう番組があっていた。なかなかプロが普通に語り合ってる姿なんて見れないだろうし、作家がオススメする作家の本みたいなのもあって、すごく貴重な良い番組だと思った。ちょうど見たのが最終回だったが、どんなに良いと思った番組だとしても視聴率がないと続かないのであろう。

 

もしメディアが「視聴率が取れるのが良い番組」と思っているのであれば、ある意味視聴者がバカにされているのかも知れない。ちゃんと良い番組を視聴者が選ばないと、メディアも発信する情報や番組の成長がないのではないだろうか。

 

と、考えると。スポンサーがいないNHKは実は「環境としては」一番本当に有益な番組を作れる場所にあるのかも知れない。

 

とは言いつつも、視聴率が高いってことはそれだけ支持されている番組と言うことだし、さらに「良い番組・そうじゃない番組」というのはそれぞれの考えだから一概には言えないけどね。