第25回「ノーベル賞受賞者の言葉」(2016/10/6)

大隈さんがノーベル賞を受賞した。「オートファジー」という、細胞がタンパク質を分解する作用を研究しているらしい。

 

その会見の記事を見ていて、おっしゃっている内容がとても科学者らしく、的確な表現と感じた。二つ紹介したい。

 

「私は「役に立つ」という言葉がとっても社会をだめにしていると思っています。数年後に事業化できることと同義語になっていることに問題がある。」

 

「分かったようで分かっていないことが、生命現象には特にたくさんある。えっ、なんで?ということを、とても大事にする子供たちが増えてくれたら、私は日本の将来も安泰だと思う。そういうことがなかなか難しい世の中になっている。」

 

利益や効率を追求していった結果かな。経済や産業、国際的な競争を考えると当たり前だろうなー。